はじめて針生へ行ったのは1978年の1月でした。
浅草から東武線で鬼怒川まで、鬼怒川からはバスで会津田島へ
会津田島からさらにバスで針生まで。
お正月開けでしたから、乗り物は空いていて
バスの窓から見える雪景色と
時折はげしく降りつけてくる粉雪を眺めていたときの
その時の気持ちが思い出されます。
1歳半の娘をおんぶしての旅でした。



翌日から、娘と私を宿に残し
ひとり田染は描きに出ております。
時折、粉雪が舞うもののほぼ快晴の日和、快適な旅になりました。


雪の中、宿の奥さんのケットを拝借して
牛乳を買いに出かけました。
途中、後ろから声をかけられ、肩をたたかれて・・
驚いて振り向いた私の顔を見て、その方もびっくり。
ケットの色柄でどこの誰・・と憶えていたようです。
おかげ様で、その方ともお店の方とも
親しく話が出来て幸せなひと時が持てました。
宿で出していただいた漬物の味と
会津田島駅前のお蕎麦屋さんが忘れられません。