田染の手記
1997年3月24日、東京発6:55・のぞみ3号で松山に向かう。
関が原付近、左側車窓より比較的近くに雪林の山見ゆ。
北(北陸)からの風が吹き込んでくるこの辺りは、
突然奇異な風景を見せてくれる。
急に曇った空から吹雪だ・・横なぐりの吹雪、
風景は霞んで、上の方から太陽が滲んで照らして、また隠れる。
また暗くなって、
横なぐりの降雪に混じってみぞれが、
新幹線の窓硝子をたたく。
しかし今(9時過ぎ頃)、青空が出て陽が照り、
窓際を照らして暑いくらいだ。一瞬のドラマだった。
岡山発10:24の「しおかぜ5号松山行」に乗車
左側の窓から・・霧氷か?
菜の花、すもも(濃いピンク)、こぶし(白)咲く。
27日北伊予駅手前から石鎚山遠望できる。手前に畠、民家。
27日
北伊予駅手前から石鎚山遠望できる。手前に畠、民家。

伊予上灘へ(双海町)
海岸を歩く。波消しブロック多し
水平線は180度以上、見事な夕陽が望めそうだ。

(この絵は、既に「海その3」で紹介しておりますが、「愛媛県の旅」を
まとめる意味で、再集録いたしました。)
このほかノートに残されていたメモは・・
梅、桜は蕾、菜の花、蓮華・・
椿・桃・夏みかん・こぶし、鯉のぼり
また
新居浜からタクシーで中萩駅付近まで・・
この辺り霧氷多し、かなり冷え込んだようだ・・

また翌日のメモには、
西条駅前の木のイスに座り朝の陽を浴びながら電車を待つ。
程よい気温で快適だ。
家越しに、残雪を載せた石鎚山を眺望できる。


この時の旅では、この後宇和島なども廻ったそうです。