「奥入瀬・蔦沼」の秋の情景を紹介いたします。
旅に出るときはいつものことですが、天気予報とのにらめっこ。
美しい紅葉にめぐり合いたい・・
その判断がなかなか難しかったようです。
その年々の気象状況によって、かなり異なりますが
奥入瀬の場合は、概ね10月の下旬が見頃だったようです。
ただ、ほかの土地の紅葉も見たいと欲張ったことも考えるものですから
毎年、秋はとても忙しい季節・・
ちょうど、桜や桃の花を求めての春の季節のようでもありました。



1996年のこと、天気予報を聞いていると
酸ヶ湯温泉あたりは雪になっているらしい様子・・
10月26日、谷地温泉に電話で問い合わせをしていますが
その日、谷地温泉辺りは吹雪模様とのことで、紅葉はすでに終わり
冬木立のたたずまいとの返事・・
八甲田山と唐松林を描いてみたいと予定を立てておりましたので
遅かったか・・と少々気落ちしながらも、28日に出かけました。
幸いなことに晴天に恵まれ
萱野茶屋からの八甲田山はみごとでした。
ロープウエイで山頂公園まで行きましたが、辺りには
温かい陽射しのもと、新雪がまだらもように残っておりました。
また、ロープウエイの往復で見た
葉の落ちた木々の 白く輝く幹の連なりと
遠くに見えた岩木山が印象的でした。







このページに載せた「晩秋(奥入瀬)30P/1991」と
奥入瀬・蔦沼(初夏)のページに載せた「奥入瀬渓流 30P/1997」は
それぞれ
マリア書房が発行している「現代の洋画」第3巻と第9巻に掲載され
田染のコメントもありましたので
ブログ上の「田染幸雄のコメント(4)」で紹介いたします。