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背戸峨廊・
夏井川

setogarou

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    夏井川
渓谷(背戸峨廊)
渓谷(背戸峨廊)[20P/2000]

福島県の夏井川渓谷沿いの道と
脊戸峨廊(せとがろう)の紅葉が見事だったから
今年も行きたいという彼のお供でスケッチ旅行に出発したのは
平成15年(2003年)の11月中旬でした。

楽しみにしていたのに
磐越東線の江田駅で降りて渓谷沿いに歩き始めると
日差しは良いのに風が強く
帽子を飛ばされてはいけないとスカーフでおさえたり
後ろ向きに歩いたり、前向き横向き・・
それでも、川沿いの木々の鮮やかな色彩に心はときめきました。

絶え間のない突風に
木々の葉は惜しげもなく空(くう)を飛び
こけつまろびつ道を走る・・
谷の底からももつれにもつれ
木の葉の群れが舞い上がってきました。

その風も夜半にはおさまり、静かに静かに夜が明けました。
真っ白な霜が田畑をおおい、足を下ろすたびに
かしかしと、霜柱の割れる音がいたしました。

背戸峨廊・・名付け親は、福島県の詩人として有名な草野心平氏
ブログに簡単な説明を載せました。

一晩中強い風が吹いていたことを思い出しながら
恐る恐る辿ってきた山道でしたけれど
案の定、高い木々の梢から、青い空が透けて見えました。

〈ひと足遅かったなあ・・〉と嘆息する彼。
それでも、好みの場所に腰をおろしてデッサン帳を広げていました。

はじめて福島県の夏井川沿いを歩いたのは1999年の秋、
その頃からの秋景・数点を紹介いたします。

秋嶺(四時川渓谷)
秋嶺(四時川渓谷)[20P/2000]
光る川(鮫川上流)
光る川(鮫川上流)[10P/2000]
秋日(古殿町)
秋日(古殿町)[10P/2000]
晩秋の水辺(鮫川支流)
晩秋の水辺(鮫川支流)[10P/2001]
錦秋(古殿町)
錦秋(古殿町)[6F/2003]
錦秋(夏井川)
錦秋(夏井川)[10P/2005]

少しばかり早く江田駅に戻り着いた私たちは
駅前の酒屋さんで、自家製だというお酒を二本購入・・
“夏井川渓谷””背戸峨廊”というラベルがはってありました。

そしてこの時、この酒屋さんで出あった人達と言葉を交わすうちに
私は、幼い頃ほんの一時過ごした小名浜のことを
思い出していたのです。

小名浜の思い出については、ブログで紹介いたします。

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