山形県にある白布温泉に出かけた折のメモがありました。
白布温泉は西吾妻山麓にあり、別名白布高湯ともいう。
近くに、最上川源流の大樽(おおたる)川が流れ
そこにある落差30メートル程の白布大滝の眺めは
素晴らしいものだった。
1984.10 会津若松から車で尾瀬・桧枝岐へ。
尾瀬沼、五色沼・桧原湖辺を歩く。
最上川源流の渓谷を巡り白布温泉到着。
白布温泉では、中屋旅館の別館・不動閣に泊る。
300年以上前の造り、茅葺民家で豪壮そのもの
こうした宿に泊まるのは初めてだ。
<注>
当時白布温泉には、東屋・中屋・西屋と三軒の
茅葺屋根の温泉旅館が並んでいたが、
2000年の火災で東屋・中屋が消失し、
現在茅葺屋根の旅館は,西屋旅館のみ。
1985.4 会津若松・裏磐梯・桧枝岐へ
桧枝岐に向かう途中、
以前描いた茅葺民家の前も通った。
1989.8 米沢からバスで、白布温泉に入る。
白布温泉・東屋旅館泊。
ロープウエイ、リフトを乗り継いで人形石まで登る。
1989年の白布大滝は、初めて見た頃の風景に比べると
かなり様変わりしていたように思われる。
直前の台風で(1989.8・6)、福島県・吾妻山で433ミリを
記録したそうで、滝の水量も多く、岩肌も露出し
河原の植物もほとんど姿を消し風景が変貌していた。
またこの時の旅行では大雨に会い、雨をついて滝を見に行くと、
普段は2段の滝で、滝壺近くに寄れたのに
この時は、滝口から段差なく轟音をあげて一気に流れ落ち
この様は恐ろしく、遠くから眺めるしかなかったことを思い出す。