蓼科へ出かけた折、また、松本の帰りなどに寄り道をして
甲斐小泉・甲斐大泉・清里・野辺山辺りをよく歩いたものです。
八ヶ岳を描くために目的地がこの辺りだった時も・・
ここに、田染が描いた小海線沿いの絵を紹介いたします。
これより前にも描いていたようですが、題名だけが記されており
絵の記録は残っておりませんでした。


いつ頃だったかはっきり憶えてはいないのですが
賑やかな清里の町を出はずれたところで彼が突然立ちどまり
〈この辺りだった・・清里冬日(50M)を描いたのは・・〉
と申しました。しかし、彼が指し示すその場所は
だだっ広い駐車場に変わっておりました。
さらに山に向かって歩を進めると
新しい道路建設が進められておりました。





上記の唐松林のある道の絵3点:「道」「林道」「清里冬日」は
サイクリング道路と呼ばれている道です。


昔私が八ヶ岳を縦走した頃の話をしながら歩いた
八ヶ岳山麓の道が懐かしく思い出されます。
(八ヶ岳縦走時の思い出は、ブログで紹介いたします)


もう何十年も昔の話ですが
当時学生だった私たちが利用した小海線は
汽車から飛び降りて用足しをして、走って汽車を追いかけて
飛び乗ることが出来た・・そんな話が実しやかに語られるほど
かなりゆるやかな速度で走っていたらしいのですが・・
これは、小淵沢から野辺山間にかなりの標高差があること
また当時使用されていた列車の型にもよったからだと思われます。
野辺山駅の標高は1345m余で
JRでは最も高い地点に存在する駅
始発の小淵沢駅が海抜881m
小海線の最高地点は1375m
(清里駅と野辺山駅間に最高地点碑あり)