田染の手記
1997年5月末、徳山経由で愛媛に入る。
柳井発16:45 → 船 → 松山着19:15
乗船中に、鉛筆デッサン2点、「瀬戸内海」「釣島海峡」。
翌日、松山より伊予市、八幡浜経由で宇和島に向かう。
明るい曇り空だが厚い雲だ。雨は降っていない。しかし蒸し暑い。
知人の車で、滑床方面へ移動。
メモ帳に、「 広見川(四万十川上流)」、「 滑床 」、「 三筋の滝 」
3点の鉛筆デッサンをする。
翌日、徒歩で沿道を散策。朝の陽射しの滑床(なめとこ)を取材。


日振島の明海(あこう)まで高速船に乗る(2時間15分)。
船上で、鉛筆デッサンをする。
下船、全く暑い。数人の島の人に道を尋ねる。皆親切だ。
1時間以上も炎天下の磯を歩き廻ったが、
岩場の多い磯ばかり・・
朝顔ならぬ浜顔・・その他の草花を葉書にスケッチしながら船を待つ。
宇和島駅より八幡浜へ向かい、ここから三崎港まで特急バスに乗る。
三崎港にて
船が海面に筋をたて、流れ星のようだ・・
日本一速い流れでの一本釣り・・


(この絵は、既に「海その3」で紹介しておりますが、「愛媛県の旅」を
まとめる意味で、再集録いたしました。)
日本列島北限の熱帯植物あり・・桑科の植物・漢名「 雀榕・あこう樹 」
駐車場から、燈台の頭が少々見えるが、そこまで行くには20分以上を要し、
帰りのバスに乗れなくなるので出直すことにする。
八幡浜港に乱舞するカモメ・・
今日は、素晴らしい人との出会いもあり感激の一日だった。
6月7日快晴。八幡浜からバスに乗り、佐多岬燈台に行くことにする。
車道の両面から見える下の方に・・
所々、遥か下に・・集落・民家を見下ろせる。
歩いて下れば15~20分はかかるらしい。
10:55三崎着・・薄陽、空はやや潮雲模様、ところどころ薄い青が。
停泊中の豊予フェリーをスケッチしていたが、途中で出航してしまった!
乗り合いカーに乗車、自分含め4人。
12:35燈台着、全く暑い。汗を拭き吹きの行程。
然し、樹木が繁茂して木陰のところも多く、オアシスだ。
燈台元まで辿りついたが絵にならず。
引き返して人があまり行っていない椿山展望台方面に行く。

(この絵は、既に「海その3」で紹介しておりますが、
「愛媛県の旅」をまとめる意味で、再集録いたしました。)
三崎港に戻り、昨日のお寺に再度出向き楠木の大木を眺めた。
暑い取材だったが、梅雨時期に晴天に恵まれた日があり、
実に幸運であった。
且つ各地での人々との思いがけない触れあいがあり
四国・愛媛の印象は心地よいものとなって心に刻まれた。
再度機会をみて訪れたいと思っている。
2004年3月末から4月上旬にかけて、
主に花の取材で愛媛県を訪れています。
松山城の天守閣に登り松山市を眺め
道後温泉・道後公園を回り、
内子、伊予玉之江、西条などを歩いています。

(この絵は、既に「桃源郷」で紹介しておりますが、
「愛媛県の旅」をまとめる意味で、再集録いたしました。)