初めて印旛沼を訪れたのは、1978年の3月頃だったようです。
湖畔の近くに宿をとり、付近を散策したことを憶えています。
そしてその後も印旛沼に出向き、油彩画を残しています。
次の絵も、印旛沼で描かれたものですが、
残された記録写真には題名が記されておらず、調査中です。
夕方の印旛沼を描いた作品が2点ありました。
ほとんど同じ構図です。
上記の絵は1978年に、下記の絵は1989年に描かれています。
10年もたって、同じ場所がそのまま残っているはずもありません。
沼と夕陽・・彼の心に残り、忘れられない風景だったのかもしれません。
そして、同じ構図でもう一点描いた・・と思われるのですが。
この2点の絵は展覧会に出品され、画集にも載っていますが、
印刷された色がかなり異なっています。
どれが本画に一番近いのか・・
手元に原画がありませんので比較もならず、
ここでは、田染が記録的に撮影し残されていた写真を使用いたしました。