1970年代から数度にわたり上高地を訪れていますので
ここに、上高地を描いた絵を2回に分けて掲載いたします。
記録が残っていないため明確なことは分かりませんが
初めて上高地の絵が紹介されたのは、
1973年に銀座の飯田画廊で開催された
「水の展覧会」に出品された「上高地」ではないかと思われます。
その後、1973に大阪の「ギャラリー牛丸」で開催された
田染幸雄個展に「上高地 20P」が出品されていたようです。
また、1975年に大丸デパート(東京)で開かれた
「田染幸雄 自然との対話展」にも
上高地を描いた絵が展示されておりましたが、残念なことに、
モノクロームのカタログしか残っておりませんでしたので、
これらの絵は,ブログ「田染幸雄の各種展覧会(個展3)」で
紹介するにとどめました。
徳沢の秋 6F 草むら 6
また、展覧会のカタログ上に「上高地初秋 4F」の記載がありましたが
写真は残っておらず、どのような絵柄であったのかは不明です。
先ごろ掲載した「田染幸雄のエッセイ」の中に、次のような
記述がありました。
上高地にはあまり出かけていない。
観光客の多いところはどうも苦手、というより
歩きながら自然の形や人為的な形を夢想している人間には
有名な場所はあまり意味がないようである。
何が原因だったのかわかりませんが、確かにその後10年近く
上高地には出かけていなかったようです。